月曜日, 1月 03, 2005

いろいろ

 朝日新聞の正月版の「ひらめきの一瞬」という特集で川上弘美さんの文章がよかった。以下抜粋。

 小説は架空の物語。考えるときは自分のまわりを空白にする。テレビや電話など普通の生活から離れ、家で寝そべって何もせず、じっとしています。
 書き出しが浮かぶと内容が追いかけ、それを文章が追いかけてくる。でも、感じたことを言葉に定着させるのはけっこう論理的な作業だし、書き上げるには構築も必要。その意味で小説を書くには理屈っぽい面があった方がいいかもしれない。
 ただ、科学でもノーベル賞のような大発見は偶然や直感によるものが多いという。小説でも役に立たないことや好奇心の積み重ねから、たまたまうまく書けることもある。通じるところがあるのではないでしょうか。

 小説が書きたくていいと思ったのではなくて(笑)、言語化するときの内観がリアルに描写されていて、創作というのは無意識と意識の共同作業なのだということが感じられて面白いと思う。

 電子メモ考察。1つのアイディアは同時に2つ以上のカテゴリーに属する場合があって、それは今つかっている「紙 copi」というソフトでは、1つのアイディアが1つのカテゴリーにしか属せないから、うまく整理できなくなっている。ジャングル化している。1つのアイディアをもってきたときに、それがもつ多義的なつながりを動的に整理して視覚化することはできないのだろうか?
 そんなことを考えながらネットを調べていたら、googleの「DeskTop Search」が日本語対応であることを知る!これはすばらしいかも。

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