土曜日, 7月 30, 2005
ひぐらし
久しぶりの日記。
2週間ぐらい前に齋藤孝の「書く力」という本を読んだんだけど、
いい文章を書くためには異なる3つのキーコンセプトをつなげる!と書いてあって
そうか!と思い、いつも3つのことをつなげようとして挫折していた。
あとAha!センテンスをずっと考えていて、なにか思いついたら日記に書こうと思っていたら、いつの間にか時がたっている。そして、いまだにグッとくる文は思いつけず・・。
なにはともあれ今日は博士中間発表の日ですずかけキャンパスに行った。
たまにしか行かない研究室(写真)。
不思議な空間。ヒグラシがたくさん鳴いていて、窓から吹き込んでくる風もとても心地よくて、なんだか田舎に帰ったような気分になった。これは一回性の空間・・・、そんな気がして写真をとる。
中間発表はうまくいく。いつもプレゼンはうまく説明できないもどかしさがあるんだけど、今日は会心のできであった!帰りのエレベータで審査員のN先生に「今日の発表は好評だったよ」と珍しくお褒めのお言葉をいただく。けむまき計画ここに完成せり(ニヤり)。
土曜日, 7月 16, 2005
金曜日, 7月 15, 2005
就活
就活を兼ねて某企業の研究所を見学。
脳の基礎研究をしている。
部屋で話を聞いていると、扉の外がわをあやしい人工音声を発する2足歩行ロボットが横切っていく。さすがだ・・。
エンジニアなら誰でも夢見る、脳全体のシミュレーション計画を推進しているらしい!!
この世には理論では解明できないが、技術としては可能なものが存在する。とりあえずだめでも作ってみようじゃないかという姿勢は、さすがH社だなぁと思う。
鳥の翼にしてもヒトの巨大化した脳にしても、生物の技術革新はすべて理論的な理解なしに、進化というエンジニアリング的プロセスによって生みだされてきた。
そしてその背後にある創発の原理をみんな知りたがっている。
無数のミッシングリングを乗り越えて、脳の創発の原理を見つけだすことはできるのか?それが問題だ。
脳の基礎研究をしている。
部屋で話を聞いていると、扉の外がわをあやしい人工音声を発する2足歩行ロボットが横切っていく。さすがだ・・。
エンジニアなら誰でも夢見る、脳全体のシミュレーション計画を推進しているらしい!!
この世には理論では解明できないが、技術としては可能なものが存在する。とりあえずだめでも作ってみようじゃないかという姿勢は、さすがH社だなぁと思う。
鳥の翼にしてもヒトの巨大化した脳にしても、生物の技術革新はすべて理論的な理解なしに、進化というエンジニアリング的プロセスによって生みだされてきた。
そしてその背後にある創発の原理をみんな知りたがっている。
無数のミッシングリングを乗り越えて、脳の創発の原理を見つけだすことはできるのか?それが問題だ。
木曜日, 7月 14, 2005
飛人
Piet
Piet Hutが研究所にきた。
日本語では初都(ハット)飛人(ピート)とかくらしい(笑)。
プリンストン高等研究所で天文学の研究をしていて(いまは認知科学の研究もいしているらしいが)、一年のうち半分は共同研究で世界中の研究所に滞在しているのだという。なんてすばらしい生活スタイルなんだ!
トークを聞いた。
サイエンスが扱っているのは客観的に記述できる現象。そして、いま脳科学が扱っているのは客観的に記述できる主観性。でも、私はつねに誰とも共有できない<私>という体験をずっとしているわけで、それをPietはAppearanceとよんでいた。このAppearanceを科学的に扱うことこそが次世代の科学がプレイクスルーしなくてはならない目標なのだという。
17世紀にニュートン物理学がうまれてそのあと150年かかって、熱力学や熱力学第二法則が生まれた。その間の150年間、人々は、日々コーヒーにミルクを入れたときに広がったクリームが決して元のミルクのかたまりに戻ることはないという不可逆的な現象を目のあたりにしながら、それがニュートン物理学では説明できないことに気がついてなかった。それは現在の、意識はいまの科学の枠組ではまったく扱えてないのだけれど、ほとんどの人はそれがいかに深刻な問題であるかということに気がついてない状況に通ずるものがあるという。
未来の科学はいまの延長線上ではないところにある。しかし、今のところ、それがどーいうものであるのかは、過去にもとづくアナロジーでしか推測することができない。しかし、そこはかならず存在する。そして、そこに行こうと絶えず意識しなければ決してそこにたどりつくことはないのではないか。そういうはなしだった。
水曜日, 7月 13, 2005
火曜日, 7月 12, 2005
talk
リケンのフカイ研にインフォーマルなトークをしにいった。
フカイさんに1時間から90分はなしていいよと言われたので
土日を費やして気合いの50枚パワポを作成。といっても目次の繰り返してがあるので実質45枚ぐらい。
聴衆はフカイ研とアマリ研のポスドクの人たちが10人ぐらいいた。
同じ業界人は質問が厳しい。
Reviewで紹介した論文を実際に追試したことがあって、この人の結果は怪しいよと教えてくれる優しい人。
使っているホジキン・ハックレイ方程式のチャンネルについて込み入った議論。
気にしていた競合論文をだしてきてあの論文とこの研究ってなにがちがうの?ときいてくる人。
従来の理論の示唆する結果はこーなるはずだけど、このモデルではどーなの?ときかれて、そんな理論あったんだ!と思ったり。
このネットワークはすもーる・わーるどじゃないと思うと率直なアドバイスをくれる人。
頭のいいひとたちだなーと思う。
このコンテクストで勝負しても勝てない・・気がする。
ベクトルをかえたい。けど変えるまえにいまの研究で論文をだしたい。
あっと気がついたらもう半年たってるじゃん!!
フカイさんからは、あーいろいろやってるんだねーといわれ好感触をえることができた気がする。
全部説明するのに2時間半かかってくたくたになった。よく全部きいてくれたなぁと思う。感謝。
フカイさんに1時間から90分はなしていいよと言われたので
土日を費やして気合いの50枚パワポを作成。といっても目次の繰り返してがあるので実質45枚ぐらい。
聴衆はフカイ研とアマリ研のポスドクの人たちが10人ぐらいいた。
同じ業界人は質問が厳しい。
Reviewで紹介した論文を実際に追試したことがあって、この人の結果は怪しいよと教えてくれる優しい人。
使っているホジキン・ハックレイ方程式のチャンネルについて込み入った議論。
気にしていた競合論文をだしてきてあの論文とこの研究ってなにがちがうの?ときいてくる人。
従来の理論の示唆する結果はこーなるはずだけど、このモデルではどーなの?ときかれて、そんな理論あったんだ!と思ったり。
このネットワークはすもーる・わーるどじゃないと思うと率直なアドバイスをくれる人。
頭のいいひとたちだなーと思う。
このコンテクストで勝負しても勝てない・・気がする。
ベクトルをかえたい。けど変えるまえにいまの研究で論文をだしたい。
あっと気がついたらもう半年たってるじゃん!!
フカイさんからは、あーいろいろやってるんだねーといわれ好感触をえることができた気がする。
全部説明するのに2時間半かかってくたくたになった。よく全部きいてくれたなぁと思う。感謝。
土曜日, 7月 09, 2005
火曜日, 7月 05, 2005
明日のためのその1
英語をレベルアップさせる方法を考えた。
英語で英語を理解する頭の状態をどうやってつくるかが問題で、
そのために英語を聞くことが日常の一部となるように日常のなかに組み込む必要があると思う。
iTuneを4.9にヴァージョン・アップしてPodcastをつかってみた。
すばらしい!!
車の中でラジオ感覚で英語を聞きたいときに、好きな番組をiPodにダウンロードして聞こうと思う。
聞き流し教材とともに、なにを言っているのかがわかる教材も必要だなーと思い、
BBCのラマチャンドランのトークが使えるのではないかとふと思う。
http://www.bbc.co.uk/radio4/reith2003/lecture1.shtml
昔、ストリーミングをPCに取り込んですでにmp3になっている。
話している内容が全文公開されているので、分からない単語はそれを見ればわかる。
トークが5つあるので、
聞く → 聞き取れなかった単語を調べる → 聞く → 調べる・・・・(無限ループ)
を1つのトークのなかで繰り返して、それを5つ分繰り返せば、
なにか脳に変化があるのではないかと思う。インドなまりが身に付くかも知れない(笑)。
たとえくせのある英語でも、脳科学の用語が身に付く点はメリット大だと思う。
あと英文を暗記するぐらい音読すれば英語のプレゼンにも役立つのではないかと思う。
英語で英語を理解する頭の状態をどうやってつくるかが問題で、
そのために英語を聞くことが日常の一部となるように日常のなかに組み込む必要があると思う。
iTuneを4.9にヴァージョン・アップしてPodcastをつかってみた。
すばらしい!!
車の中でラジオ感覚で英語を聞きたいときに、好きな番組をiPodにダウンロードして聞こうと思う。
聞き流し教材とともに、なにを言っているのかがわかる教材も必要だなーと思い、
BBCのラマチャンドランのトークが使えるのではないかとふと思う。
http://www.bbc.co.uk/radio4/reith2003/lecture1.shtml
昔、ストリーミングをPCに取り込んですでにmp3になっている。
話している内容が全文公開されているので、分からない単語はそれを見ればわかる。
トークが5つあるので、
聞く → 聞き取れなかった単語を調べる → 聞く → 調べる・・・・(無限ループ)
を1つのトークのなかで繰り返して、それを5つ分繰り返せば、
なにか脳に変化があるのではないかと思う。インドなまりが身に付くかも知れない(笑)。
たとえくせのある英語でも、脳科学の用語が身に付く点はメリット大だと思う。
あと英文を暗記するぐらい音読すれば英語のプレゼンにも役立つのではないかと思う。
金曜日, 7月 01, 2005
コンタクト
取り出されたコンタクトレンズ
ずっと左目に違和感を感じていて、朝、海老名のビナウォークにある眼科にいって充血した左目をみてもらう。
するとやっぱりコンタクトレンズの破片が左目に残っていた!!
はじめは先生もただの充血ですねといったんだけど、もっとよーくみてくださいとお願いしたら、先生が、「あっ!あるある!!それも大きいね!」とおどろいていた。簡単にとってくれた。
びっくりしたけど、安心する。
3日間もずっと目の中に入っていたと思うとぞっとした。
チバビジョンのレンズを使ってみたんだけども、どうも俺の目には合わないようだ。
恐ろしくて二度とつけられないであろう。
久しぶりに新宿の二郎ラーメンにいって豚入りラーメンをたべた。
研究所にいく。Tononiの気になる論文を調べるきにはなれずに、記憶が変容してしまう前に書かねばならないと思い、ひたすら旅行の日記をかいていた。
旅行日記
6月24日(金)
成田空港へ。
空港でオンゾーとタナベのアドバイスをもとにクジャクのデザインのswatchを買った。いい買い物をした!と思う。
飛行機の中でワインをこぼす。ワインで湿ったジーパンが気持ち悪かった。
ロサンゼルス空港についたらボスとタヤさんが待っていた。
シャトルバスでパサデナへ。
Saga motor hotelに荷物を置いたあと、学会会場のカリフォルニア工科大学に歩いて向かう。
アメリカの大学は緑の芝生が美しいと思う。
ホテルと道路を挟んだ向かい側にシティ・カレッジがあってちょうど卒業式だった。黒い礼服を着た卒業生たちが喜んでいる姿を横目でみながらカルテクを目指す。
まずはカルテクの購買へ。ボスはアインシュタインTシャツを買いたかったみたいだが、どうもグッとくるデザインがなかったようだった。
そのあと、学会の会場にいく。Dehaeneのtalkをきく。英語のhearingは苦手なんだけど、Dehaeneの論文はいくつか読んだことがあるので、スライドをみるだけでだいたい言っていることがわかった。globalなneural networkのmodelをつくって意識のシミュレーションを行っていた。こーいうのりもありなんだなというに気がついたのがひとつの発見だった。
その後、夕食をたべにメキシコ料理店へ。前菜で出たアボカドをすりつぶしたサラダをナンにのせて食べる料理にはまる。
その後、ボスの泊まっているホテルの部屋でワインをのむ。
すべらない話大会をする。なんでこんなにネタがないのであろう。google desktop searchのように脳のエピソード記憶に再インデックス化をかけないと・・。
6月25日(土)
7時に起床。
ホテルの中庭にあるプールサイドで朝食を食べる。とても気持ちがいい。
カラフルなシスコーンを食べたらとても懐かしい味がした。
カルテクへ歩いて向かう。
Susan Greenfield, Christof Koch, Fred Gage, Allan Hobson, Steven Laureysのtalkをきく。
どれも興味深いんだけど、Hearingがさっぱりできない。スライドで60パーセントぐらいは理解する。Hearingさえできればすごい効率よく情報収集ができるはずでもったいないなと思う。英語力のなさに危機感をもつ。
ポスター会場は屋外に設置されていて、噴水の周りにボードが並べられている。名前のアルファベットが後ろの人は、奥のスペースにイーゼルが並べられてあって、用意されてい画用紙にA4のポスターをぺたぺた貼って物差しで補強してイーゼルにセロテープで固定した。
サラダバーで昼食を食べる。トロント大の馬なんとかさんも一緒だった。
ポスターセッション。ケーキや飲み物が用意されていて、お菓子をたべながらポスターを聞いてまわることができる。コロナビールを飲みながらポスターを見て回る。自分のポスターに興味をもって聞いてくれたのは1人だけだった。メンフィス大学のComputational Dynamics Labのディレクターの人で、端から端まで説明を聞いてくれて、丁寧に自分の論文のreferenceを教えてくれた。similarなの?と聞いたらrelatedだと言われて安心する。この方向は正しいと思うよと言われてちょっとうれしかった。
高そうなレストランで夕食を食べた。エスカルゴの天ぷらもステーキも美味だった。
6月26日(日)
7時に起床。
今日もプールサイドで朝食をたべた。
セキネは、飛行機の機内食で出る魚の形をした醤油入れとか、去年のロサンゼルス空港で食べたスシボーイの箸とか、どうしょうもないものをコレクションするのが趣味らしい。それで女優のかんだガムはファンにとってどれくらいの価値があるのか?ということが話題になる。例えば、小倉優子のかんだガムはファンにとってどれくらいの価値があるのであろう??味が残っていた方が価値があるのであろうか?かんだ回数で値段はかわるのだろうか?かんだときの年齢で年代ものとしてのプレミアがつくのだろうか?そしてあまり考えたくないけど、購入したファンは果たしてそれをかむのだろうか・・??年代の違うガムを混ぜたブレンドものが出てくるにちがいない、マネージャーがかむのを手伝ってしまうにちがいない・・などなど。どーしょうもないネタなんだけど、すばらしい広がりをみせ、胃がよじれるぐらい笑う。
Randolph Blake, Geoffrey Boynton, David Leopold, Shimojoさんのtalkを聞いた。Vision研究のトレンドがなんとなくわかる。
休憩時間に木陰にあるベンチで休んでいて、昨日、寝るときセキネと議論をしていて、セキネがゲーム理論を説明するのを聞きながら、おれは相づちを打ちながら眠ってしまったんだけど、セキネはそのことに気がつかず3分間も眠っている俺に説明し続けてくれていたことを知って、また胃がよじれるぐらい笑う。
昼食でZono sushiという寿司屋さんに行ってカリフォルニア・ロールを食べた。舌の上でアボガドがとろける食感に感動する。
ボスと別れて、オールド・パサデナに向かう。
スーパーマーケットで買い物をする。セキネの目が輝いていた。
スーパーの外で休んでいて、アドレナリン・ラッシュという精力剤ドリンクを飲んだら元気が出た!ハチミツ入りのGreen Teaはじつは美味しい飲み物であることに気がつく(笑)
今日着ていたユニクロTシャツの話をしていて、企業コラボのTシャツで太陽と雲とぐるぐる巻きの幾何学模様が組み合わさっていて格好いいデザインだと思って着ていたんだけれど、実はコラボの企業がフマキラーという殺虫剤の企業で、ずっと格好いいと思っていたぐるぐる巻きの幾何学模様は、実は蚊取り線香を表していて、雲は煙で、太陽は蚊取り線香についた火で、そして、ずっと謎だった太陽から上に伸びているにょろにょろの線は、実は蚊取り線香から立ち登る煙だったことにオンゾーのつっこみで気がついて、また胃がよじれるぐらい笑ってしまった。今日は笑いの敷居値が低い不思議な一日だった。
夕食はチベット料理をたべる。生まれた初めてチベット料理を食べたけれど美味しかった!
夜、左目のコンタクトレンズを外し損ねて2つに折れて重なったレンズが目から取れずに大騒ぎする。セキネの協力を得てなんとか取ることに成功するものにまだ目に違和感がのこる。気持ち悪い・・。
6月27日(月)
今日も7時に起床。
Giulio Tononiのtalkを聞いた。
おそらく今回の学会で一番おもしろいtalkだったと思う。
絶望と希望がまざった複雑な気分。
絶望的だったのは、俺の研究の上位互換のような論文が去年発表されていたことをしったこと。
希望は、EEGとTMSの同時計測をしているのをみて、脳のネットワークと動的なダイナミクスの解析ができる気がしたこと。
質問タイムで「中国語の部屋」で有名な哲学者のジョン・サールが質問していて、そのあと議論で会場がすごい熱気に包まれておもしろかった。その議論に自分も英語で加われないのがとても悲しかった。
午後、シモジョウ研の見学をさせていただいた。
Visionの研究が中心だと思っていたら、最近はクロス・モダリティの研究や、意志決定の研究がメインのようだった。
現在使用できるあらゆる計測装置とアイディアを駆使し、新しい知見を積みかさねていこうとしている姿勢にとても感動した。
ポスドクの話を聞いたら、厳しいことを言われた。語学留学でアプライしてくる人が結構いるらしく、一生をかけるに値するテーマをすでに見つけていて、それをするために来る人以外は断っているらしい。そもそも日本人の研究室を選ぶこと自体、甘えがあっておすすめできないと言われる。
クロス・モダリティの研究は自発発火と関係があり、意志決定の研究は、心の理論と関係していて、いまの問題意識をもとにサイコロジーの研究をすることって可能なんだ!という感覚はなんだかとても新鮮だった。でも、本当にやりたいことで選ぶんだったら、いまの問題意識にダイレクトにアクセスできそうなTononiの研究室とかを目指すべきなのかなとも思う。
その後、シモジョウ研の学生のtalkを1つ聞いたあと、シモジョウさんに御礼をいって会場をあとにする。
カリフォルニアといえばビーチ!という夢を叶えるべく、チョウさんも加わって、6人でタクシーを借りてベニスビーチにいくことにする。タクシーを呼んでも40分以上来なくて、殺人的な太陽光線のもと、ひからびそうになる。そんな困難にもめげずに、一堂は海を目指したのであった。
40分かけてベニスビーチに到着!さんさんと降り注ぐ力強い太陽光線の下、砂浜で遊んだ。
海は冷たくて入れなかったけど、ビーチと太陽というカリフォルニアのイメージを体験できて満足する。
海辺に面したカフェで夕食をたべつつ、日が暮れるのを眺めていた。
6月28日(火)
帰国する日。
7時にホテルを出発してタクシーでロサンゼルス空港に向かう。
ロサンゼルス空港のスシボーイで食い納めにカリフォルニア・ロールを食べた。やはりアボカドの食感がすばらしいと思う。フィラデルフィア・ロールもサーモンと生クリームが組み合わさっていて美味しかった。
そして日本へ。なんだかとても蒸し暑い・・。
参加した皆様、お疲れさまでした。楽しい旅でした。
成田空港へ。
空港でオンゾーとタナベのアドバイスをもとにクジャクのデザインのswatchを買った。いい買い物をした!と思う。
飛行機の中でワインをこぼす。ワインで湿ったジーパンが気持ち悪かった。
ロサンゼルス空港についたらボスとタヤさんが待っていた。
シャトルバスでパサデナへ。
Saga motor hotelに荷物を置いたあと、学会会場のカリフォルニア工科大学に歩いて向かう。
アメリカの大学は緑の芝生が美しいと思う。
ホテルと道路を挟んだ向かい側にシティ・カレッジがあってちょうど卒業式だった。黒い礼服を着た卒業生たちが喜んでいる姿を横目でみながらカルテクを目指す。
まずはカルテクの購買へ。ボスはアインシュタインTシャツを買いたかったみたいだが、どうもグッとくるデザインがなかったようだった。
そのあと、学会の会場にいく。Dehaeneのtalkをきく。英語のhearingは苦手なんだけど、Dehaeneの論文はいくつか読んだことがあるので、スライドをみるだけでだいたい言っていることがわかった。globalなneural networkのmodelをつくって意識のシミュレーションを行っていた。こーいうのりもありなんだなというに気がついたのがひとつの発見だった。
その後、夕食をたべにメキシコ料理店へ。前菜で出たアボカドをすりつぶしたサラダをナンにのせて食べる料理にはまる。
その後、ボスの泊まっているホテルの部屋でワインをのむ。
すべらない話大会をする。なんでこんなにネタがないのであろう。google desktop searchのように脳のエピソード記憶に再インデックス化をかけないと・・。
6月25日(土)
7時に起床。
ホテルの中庭にあるプールサイドで朝食を食べる。とても気持ちがいい。
カラフルなシスコーンを食べたらとても懐かしい味がした。
カルテクへ歩いて向かう。
Susan Greenfield, Christof Koch, Fred Gage, Allan Hobson, Steven Laureysのtalkをきく。
どれも興味深いんだけど、Hearingがさっぱりできない。スライドで60パーセントぐらいは理解する。Hearingさえできればすごい効率よく情報収集ができるはずでもったいないなと思う。英語力のなさに危機感をもつ。
ポスター会場は屋外に設置されていて、噴水の周りにボードが並べられている。名前のアルファベットが後ろの人は、奥のスペースにイーゼルが並べられてあって、用意されてい画用紙にA4のポスターをぺたぺた貼って物差しで補強してイーゼルにセロテープで固定した。
サラダバーで昼食を食べる。トロント大の馬なんとかさんも一緒だった。
ポスターセッション。ケーキや飲み物が用意されていて、お菓子をたべながらポスターを聞いてまわることができる。コロナビールを飲みながらポスターを見て回る。自分のポスターに興味をもって聞いてくれたのは1人だけだった。メンフィス大学のComputational Dynamics Labのディレクターの人で、端から端まで説明を聞いてくれて、丁寧に自分の論文のreferenceを教えてくれた。similarなの?と聞いたらrelatedだと言われて安心する。この方向は正しいと思うよと言われてちょっとうれしかった。
高そうなレストランで夕食を食べた。エスカルゴの天ぷらもステーキも美味だった。
6月26日(日)
7時に起床。
今日もプールサイドで朝食をたべた。
セキネは、飛行機の機内食で出る魚の形をした醤油入れとか、去年のロサンゼルス空港で食べたスシボーイの箸とか、どうしょうもないものをコレクションするのが趣味らしい。それで女優のかんだガムはファンにとってどれくらいの価値があるのか?ということが話題になる。例えば、小倉優子のかんだガムはファンにとってどれくらいの価値があるのであろう??味が残っていた方が価値があるのであろうか?かんだ回数で値段はかわるのだろうか?かんだときの年齢で年代ものとしてのプレミアがつくのだろうか?そしてあまり考えたくないけど、購入したファンは果たしてそれをかむのだろうか・・??年代の違うガムを混ぜたブレンドものが出てくるにちがいない、マネージャーがかむのを手伝ってしまうにちがいない・・などなど。どーしょうもないネタなんだけど、すばらしい広がりをみせ、胃がよじれるぐらい笑う。
Randolph Blake, Geoffrey Boynton, David Leopold, Shimojoさんのtalkを聞いた。Vision研究のトレンドがなんとなくわかる。
休憩時間に木陰にあるベンチで休んでいて、昨日、寝るときセキネと議論をしていて、セキネがゲーム理論を説明するのを聞きながら、おれは相づちを打ちながら眠ってしまったんだけど、セキネはそのことに気がつかず3分間も眠っている俺に説明し続けてくれていたことを知って、また胃がよじれるぐらい笑う。
昼食でZono sushiという寿司屋さんに行ってカリフォルニア・ロールを食べた。舌の上でアボガドがとろける食感に感動する。
ボスと別れて、オールド・パサデナに向かう。
スーパーマーケットで買い物をする。セキネの目が輝いていた。
スーパーの外で休んでいて、アドレナリン・ラッシュという精力剤ドリンクを飲んだら元気が出た!ハチミツ入りのGreen Teaはじつは美味しい飲み物であることに気がつく(笑)
今日着ていたユニクロTシャツの話をしていて、企業コラボのTシャツで太陽と雲とぐるぐる巻きの幾何学模様が組み合わさっていて格好いいデザインだと思って着ていたんだけれど、実はコラボの企業がフマキラーという殺虫剤の企業で、ずっと格好いいと思っていたぐるぐる巻きの幾何学模様は、実は蚊取り線香を表していて、雲は煙で、太陽は蚊取り線香についた火で、そして、ずっと謎だった太陽から上に伸びているにょろにょろの線は、実は蚊取り線香から立ち登る煙だったことにオンゾーのつっこみで気がついて、また胃がよじれるぐらい笑ってしまった。今日は笑いの敷居値が低い不思議な一日だった。
夕食はチベット料理をたべる。生まれた初めてチベット料理を食べたけれど美味しかった!
夜、左目のコンタクトレンズを外し損ねて2つに折れて重なったレンズが目から取れずに大騒ぎする。セキネの協力を得てなんとか取ることに成功するものにまだ目に違和感がのこる。気持ち悪い・・。
6月27日(月)
今日も7時に起床。
Giulio Tononiのtalkを聞いた。
おそらく今回の学会で一番おもしろいtalkだったと思う。
絶望と希望がまざった複雑な気分。
絶望的だったのは、俺の研究の上位互換のような論文が去年発表されていたことをしったこと。
希望は、EEGとTMSの同時計測をしているのをみて、脳のネットワークと動的なダイナミクスの解析ができる気がしたこと。
質問タイムで「中国語の部屋」で有名な哲学者のジョン・サールが質問していて、そのあと議論で会場がすごい熱気に包まれておもしろかった。その議論に自分も英語で加われないのがとても悲しかった。
午後、シモジョウ研の見学をさせていただいた。
Visionの研究が中心だと思っていたら、最近はクロス・モダリティの研究や、意志決定の研究がメインのようだった。
現在使用できるあらゆる計測装置とアイディアを駆使し、新しい知見を積みかさねていこうとしている姿勢にとても感動した。
ポスドクの話を聞いたら、厳しいことを言われた。語学留学でアプライしてくる人が結構いるらしく、一生をかけるに値するテーマをすでに見つけていて、それをするために来る人以外は断っているらしい。そもそも日本人の研究室を選ぶこと自体、甘えがあっておすすめできないと言われる。
クロス・モダリティの研究は自発発火と関係があり、意志決定の研究は、心の理論と関係していて、いまの問題意識をもとにサイコロジーの研究をすることって可能なんだ!という感覚はなんだかとても新鮮だった。でも、本当にやりたいことで選ぶんだったら、いまの問題意識にダイレクトにアクセスできそうなTononiの研究室とかを目指すべきなのかなとも思う。
その後、シモジョウ研の学生のtalkを1つ聞いたあと、シモジョウさんに御礼をいって会場をあとにする。
カリフォルニアといえばビーチ!という夢を叶えるべく、チョウさんも加わって、6人でタクシーを借りてベニスビーチにいくことにする。タクシーを呼んでも40分以上来なくて、殺人的な太陽光線のもと、ひからびそうになる。そんな困難にもめげずに、一堂は海を目指したのであった。
40分かけてベニスビーチに到着!さんさんと降り注ぐ力強い太陽光線の下、砂浜で遊んだ。
海は冷たくて入れなかったけど、ビーチと太陽というカリフォルニアのイメージを体験できて満足する。
海辺に面したカフェで夕食をたべつつ、日が暮れるのを眺めていた。
6月28日(火)
帰国する日。
7時にホテルを出発してタクシーでロサンゼルス空港に向かう。
ロサンゼルス空港のスシボーイで食い納めにカリフォルニア・ロールを食べた。やはりアボカドの食感がすばらしいと思う。フィラデルフィア・ロールもサーモンと生クリームが組み合わさっていて美味しかった。
そして日本へ。なんだかとても蒸し暑い・・。
参加した皆様、お疲れさまでした。楽しい旅でした。
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