最近、河合隼雄の「ユング心理学入門」を読んでいて、
人のタイプ論の話がおもしろい。
ユングは、人は思考・感情・感覚・直感の4タイプで特徴づけられて、
思考と感情、感覚と直感は対立の関係にあると考えた。
この分類は、脳科学的にはどうなんだろうと思うところもあるんだけれど、
日頃感じている感覚とすごく合っていて、いろんなことが整理できる
見方だと思う!
同じく最近ユングにはまっているオンゾーに俺ってどう見える?と聞くと
思考 > 直感=感覚 > 感情
と言われて、あー、自分のイメージと一致している・・と思う。
東工大の名誉教授で、森政弘さんというとてもユニークな先生がいて、
「機械部品の幕の内弁当」という本の中で、森さんが授業で、
「氷が融けたら何になる?」
と東工大生に質問したら、みんな当たり前な質問をするなという顔をして、
「水ですよ」と答えたという。
森さんは、エンジニアは物事を物理的に把握する見方に慣れすぎていて
詩人や文学者のように物事を心理的に把握する視点が弱い傾向にあることを
問題だと思っていて、前者の見方を外側発想、後者を内側発想と呼ぶと、
森さんは、実は
「氷が融けたら春になる♪」
みたいな内側発想の視点が、エンジニアリングにおいても
重要なんだと言っていて、ずっと気になっていた。
森さんの外側発想と内側発想が対立するという話と、ユングの
思考と感情に対立するという話が同じことを言っている気がして、
そうしたら、ここ2年ぐらい、ずっと気にしていたのは
思考にいかにして感情を統合させるか?という問題だったんだ!
ということに気がつく。精神分析はおもしろい。
内側発想的なことば。
ふと思い出したのが、昔飲み会で耳にしたこのセリフ
君のハートをダブルクリック
これを思い出すといつも笑っちゃうんだけれど、
どれくらい普及しているのかなーと思って、ググってみると、
57件のヒット。
ハッ!と思いついたのがこのセリフ
君のハートをハッキング
ググると1件のヒット(笑)。
もっと、どっかーんってわしづかみな感じのセリフはないのか!と
思案して思いついたのがこれ
君のハートをビックバン
グーグル、0件。
うーん・・。
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