NHKスペシャルのローマ帝国をみた。3週すべてみた。ローマ人は偉大な文化をつくったことを知る。見ているとローマの都市の生活レベルは今とほとんど遜色ない気がした。上水道と下水道が完備し、お風呂があり、コロシアムがあり、酒場があり。さらにパンが支給されコロシアムもただで見られる。脳の視点からみれば様々な欲を満足させるサービスの質は現代とほとんど変わらない気がした。二千年前に人類の文明のピークがあったという事実がとても新鮮に思えた。でもなんでローマ帝国は滅んでしまったのだろう?なんでローマ時代の次にルネッサンスはこなかったのだろう?塩野さんの「ローマ人の物語」が急に読みたくなった。
新日曜美術館をみたら金沢21世紀美術館にとてもいきたくなった。Sarah Szeという現代アーティストの作品が生物をイメージさせる均衡の上に成り立つ複雑な構造物をしていてとてもよかった。作品の名前がまた格好いい。"The Art of Losing (喪失の美学)”。Cool!!
http://www.kanazawa21.jp/opening_exhibition/
ヴォルフガング・ティルマンスという写真家がいっている言葉もよかった。以下テレビから抜粋。
ある林の中からみた夕焼け
空を見たらコンコルドが飛んでいた
ふざけあっている友達
私たちの日常は一瞬にしてすぎさり
再び思い出すことのないささいな出来事の積み重ねです
しかし、そうした些細な出来事こそ人生の本質につながっているのではないか
ヴォルフガング・ティルマンスはそう問いかけます
自分の人生のどの部分が本当にかけがえのないものなのか
だれにも分かりません
私たちが日常とよぶ日々の暮らしこそ
実はもっとも大事なものなのかもしれません
それは私たちにとってたった1つの特別なものでありながら
記憶に残らないものなのです
どの瞬間が本当に価値があるものなのか
前もって知っておくことはできません
だからこそ人生のどの一瞬も
味わいつくそうとしているのです
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