近所の中華料理屋でブランチをたべようと車を走らせていて、春の柔らかい差日差しをぼーっと見ていたら、とつぜん、
ひさかたの 光のどけき 春の日に
静心(しづごころ)なく 花の散るらむ
という歌が頭に浮かんできた。
小学生のとき塾で百人一首の暗記をさせられた。歌の内容など理解せずにただひたすら語感をたよりに暗記していた。
意味もわからず暗記していた歌がとつぜん十数年ぶりに頭のなかに浮かんできて、
くちずさみながらきっとこの歌はこんな春の日に詠まれたに違いないと思う。
それで家に帰って意味をしらべてみたら紀友則の歌で前半の句はやはりそういう意味だった!
こういう経験はなんだかとてもうれしい。
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