無気力。
11時に研究所につく。
ラボのメンバーはだれもいない。
無気力で眠くてうとうとしているとTさんが出勤。
うきうきモードでNewコンピュータのセットアップをしている模様。
午後3時、なにもしないよりはましと思い、
ラマチャンドランの「脳の中の幽霊、ふたたび」
をおもむろによみはじめる。なんておもしろいんだ!
共感覚の研究をアートの普遍性や言語の起源につなげてしまうところがすごいと思う。
メタファーと創造性についていろいろ考える。
午後5時。セキネとオマケイが重役出勤。
午後6時。だんだん、やるきがわいてくる。
シミュレーションの解析を少々。
いつのまにか午後8時。帰宅。
夜、NHKで「そして日本は焦土となった~都市爆撃の真実」をみた。
焼夷弾が降伏を早めると思い、アメリカは都市の縦断爆撃を計画する。
将校のなかには、無差別爆撃をしたらアメリカの信頼をなくすと主張し、軍事基地のピンポイント爆撃にこだわった人もいたという。しかし、アメリカは無差別爆撃を実行した。
はじめに軍事基地のあるおもだった10都市ぐらいを爆撃し、その後、ドイツでの無差別爆撃は効果がないという報告があったにもかかわらず、軍事基地のない都市も、人々が疎開した先の小さな都市も無差別爆撃をつづけることになる。結局六十ぐらいの都市がターゲットになった。その間、メディアには、アメリカ軍は無差別爆撃をするつもりはない、軍事基地をピンポイント爆撃する方針はかわってないといっていたという。そして、戦後の裁判でも無差別爆撃の罪を問われることはなかった。
子どもを肩に乗せた親子の形をした炭が道路に転がっている写真とか、B29からの映像で、爆弾がぱらぱらおちていく。長撮りで、十数秒秒みていると、眼下で爆弾が炸裂して地面がピカピカひかっていた。
そういう衝撃の映像をみていたら涙がでてきた。
結局、アメリカ軍の本質は今も昔もかわらないのだなと思う。おなじ軍隊がずっと存続しているんだから当たり前か。情動に従うならば、いまのイスラム社会のように怒るのが当然なきがする。しかし、ゲーム理論的にみると、いまの日本の選択はきっとナッシュ均衡にちがいない。日本は感情をもたない合理的なプレイヤーとして意志決定を下している・・おそらくそういうことなのだろう。
0 件のコメント:
コメントを投稿