ボスの部屋に置かれていたアイボを拾って学生部屋にもってきた。
充電させてからスイッチをおす。ダラリと垂れ下がった首が持ち上がり、アイボが動き出す。
マインド・リーディングの空回りという形容がぴったりくるような印象をもつ。
なにかいろいろやっている。いろいろ気持ち(?)を汲み取ることもできる。でもクロック数があわない。アイボはなにか動作をひとつやっている間に、あーかな、こーかなとこちらがたくさんの解釈を投影して一方通行で疲れてしまう。
ふと小さいころを思い出した。小さいころ恐竜型ロボットのゾイドが大好きだった。ゾイドにはモーターが入っていて、一方向に歩くことができる。小さいころ、遊びながらいつもゾイドが自律的に動いてくれるところを想像していた。幼心に、ゾイドに心的な因果性を持たせたいと思っていた記憶がある。
その問題がいま目の前にあると思った。アイボに心的な因果性を感じさせるにはどうすればいいのか?双方向のインタラクションを成立させなければならない。本物の犬とのひらきはまだまだ大きすぎる気がして、というか哺乳類は無理な気がするので、まずは爬虫類からはじめたらどうなるのか?たとえばカメとくらべるとどうなのだろう?ヒトとカメの間に成立するインタラクションとヒトとアイボの間に成立するインタラクションをくらべてみたらおもしろいのかもやしれぬ・・と思う。爬虫類系のペット愛好家のヒトにアイボの感想を聞いたらおもしろいのかもしれない。
0 件のコメント:
コメントを投稿